講演会のお知らせ【2016.6.23 松本有樹修 博士】(2016.06.09更新)
| 演題 | Long non-coding RNAから翻訳される機能性ポリペプチド群の同定 〜SPARはmTORC1と筋再生を制御する |
|---|---|
| 演者 | 松本有樹修 博士 |
| 所属 | Harvard Medical School |
| 日時 | 2016年6月23日(木)、18:00時〜 |
| 場所 | 北海道大学大学院医学研究科・中研究棟5-2共通セミナー室 |
| 主催 | 北海道大学大学院医学研究科・生化学講座・医化学分野(畠山鎮次) |
| 共催 | 日本生化学会北海道支部 |
| 概要 | 近年、Long non-coding RNA(lncRNA)の存在が明らかとなった。lncRNAはタンパク質をコードせずRNA自身が機能を持つと考えられているが、多くのlncRNAは100アミノ酸以下の小さなOpen Reading Frame(ORF)を持っている。しかし、これらの小さなORFが本当に翻訳されていないのかどうかは、塩基配列から判断することは難しい。そこでわれわれは質量分析計を用いて同定を試みたところ、lncRNAと考えられているRNAから翻訳される新規のポリペプチド群を同定することに成功した。これらのうちいくつかは進化的に保存されており、細胞質、ミトコンドリア、リソソームといった多様な部位に局在した。さらに、われわれがSPARと名付けた新規ポリペプチドは、リソソームに局在し、アミノ酸依存的なmTORC1の活性化を行っており、SPARノックアウトマウスは筋再生などに変化を示すことが明らかとなった。lncRNAから翻訳されるポリペプチドは、これまで見逃されてきた新たな因子であり、今後様々な疾患などへの関与が明らかになることが期待される。 |
| 連絡先 |
北海道大学大学院医学研究科・生化学講座・医化学分野
高橋秀尚
hidehisa@med.hokudai.ac.jp
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関連資料
2016.6.23_Dr.Matsumoto_poster.pdf(439KB)
