講演会のお知らせ【アドバンストセミナー 2015.5.22】(2015.05.14更新)
| 演題 | エピジェネティクスの神秘を解き明かす |
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| 演者 | 仲野 徹 先生 |
| 所属 | 大阪大学大学院生命機能研究科 研究科長
病因解析学・医学系研究科 幹細胞病理学 教授
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| 日時 | 平成27年5月22日(金)17:00-18:30 |
| 場所 | 北海道大学医学部学友会館「フラテ」ホール
(札幌市北区北15条西7丁目)
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| 共催 | 北海道病理談話会・日本生化学会北海道支部 |
| 概要 | エピジェネティクスとは「DNAの塩基配列に依存しない遺伝子発現制御機構」 と定義される生命現象である。多細胞体の発生・分化において、エピジェネ ティックな状態はダイナミックに変化し、極論すれば、発生・分化というのは、 エピジェネティックな状態が基底状態から、200〜300種類あるとされている 細胞それぞれの状態へと変化する過程ととらえることすら可能である。 そして、その分子的な本態はヒストンの修飾とDNAメチル化であることが 知られている。エピジェネティクスは、正常な発生・分化だけでなく、がんや 生活習慣病といったいろいろな疾患の発症にも重要な役割を担っている。 また、ある種の白血病の治療にエピジェネティクスを制御する薬剤が使われ るようになってきている。さらに、エピジェネティクスというのは、動物だけでは なく、植物、さらには単細胞生物にも存在する分子機構あり、記憶や学習、 アサガオの斑模様、女王バチへの成長、ストレス反応、さらには、プレーリー ハタネズミの一夫一婦制など、実にさまざま生命現象にエピジェネティクスが 重要な役割を有していることがわかってきている。 我々の研究室では、エピジェネティックな状態が最もダイナミックに変化する、 受精直後の初期胚と生殖細胞の発生過程におけるDNAメチル化制御についての 研究をおこなってきた。今回の講演では、エピジェネティクスとは何かを概説し、 我々の研究成果の一端について紹介したい。
<参考文献> 仲野 徹、『エピジェネティクス-あたらしい生命像をさぐる』 岩波新書
Nakamura T, et al, PGC7/Stella protects against DNA demethylation in early embryogenesis. Nature Cell Biol, 9: 64-71, 2007
Kuramochi-Miyagawa S, et al, DNA methylation of retrotransposon genes is regulated by Piwi family members MILI and MIWI2 in murine fetal testes. Genes Dev, 22:918-30, 2008
Nakamura T, et al, PGC7 binds histone H3K9me2 to protect against conversion of 5MeC to 5HmC in early embryos. Nature, 486: 415-9, 2012
Itou D, et al, Induction of DNA methylation by artificial piRNA production in male germ cells. Current Biol, 25: 901-906, 2015
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| 連絡先 | 北海道大学 遺伝子病制御研究所 医学研究科・分子神経免疫分野 村上 正晃 TEL:011-706-5120 |
関連資料
仲野徹先生 アドバンストセミナー ポスター【PDF】(703KB)
